食品ぎそう

新潟県コシヒカリは生産量の5倍が流通してて
松坂牛にいたっては、ほとんどが似せ物だという。
われわれは、ブランドの「名前」を食べてるのだ。
ネットのどこをクリックしても、そんな話ばかり。
しかし高級食材で唯一、どこで買ってもラベルに
うそ偽りのないホンモノが存在する。
国家が流通を管理する「クジラ」のことだ。
諸外国をいくらODAで恫喝しても反対されるし
なにせ知性を有する稀な大型海洋生物だからし
ニューエイジの連中は血のみちあがるわで、もう
いのちがけなのである。
居酒屋ではクジラベーコンさえ注文してればよい。
たとえ馬刺しに裏切られたとしても、これだけは
まちがいないといえる。なぜならば調査名目にて
捕獲されてるがゆえ、これを食する国民の属性は
サラリーマンでも団体職員でもなく、あくまでも
平等に1億が総「研究者」だから。
まわり全てがイカサマでも、ひとつだけ信じれる
ものがあれば、こころをささえれる。これこそが
文化の構造である。年間、数億円を補填しながら
「伝統をまもってる」
みたいな説明で、納得してられるのには訳がある。
このばあい、守られてるのはエイハブ船長の生活
スタイルでも、あやふやな給食の思い出でもない。
有名になりすぎて実体を失いつつある「魚沼」や
「松坂」のような名称こそが、伝統の正体なのだ。