AM9:50

古書会館。
今日は新興古典なので人もすくなめ。行列の顔も
ほとんど見知ってる。よい天気。快晴。
和本の山をひっくりかえすのはとりあえずあとに
まわし、紙モノを主にみる。浮世絵にはさまれて
瓦版が20枚くらい。半分ほど読む。
大火の記録など。
顧客カウンターで書簡の読みくだし。
買ったもの
鎌倉書房・ゴンクウルの日記(並)200円
読史備要(付録なし・線引き)1200円
ユリ・ゲラー わが超能力(帯) 525円



ガード下の満州料理屋で、遅めの朝食。
羊肉の水餃子。生ビール。
デコラ張りの、1M×1Mもないテーブルが4つ。
真っ赤なスツールが8つ。かたことの日本語。
近隣には日本最古の地下街を有し、決して太陽を
見ぬままのうちに、昭和のあのテクノデリックな
雰囲気が、抗酸化パックで保存されてる、この街。
できるべくして出来た店といえる。



会場にもどってさらに1時間ほど過ごすが、もう
なんとなく今日は終わった気がする。
そこで近江屋へ。
フレッシュ苺ジュース飲み放題へいく。
カウンターで家からもってきた「偉大なる金日成
主席の社会・経済・政治思想 1983・平壌
を読む。
ふと顔をあげるとここんちの旦那がティラミスを
ぱくついてる。
瞬間、ん?と思うが、よくよく考えてみれば他に
チョイスとして存在してるスイーツ類(エクレア
アップルパイ、チーズケーキ…)の中では、この
ティラミスこそが、時代の最先端なのであった。
というか1周まわって、クラシックの仲間入りを
はたしたと言ってもよかろう。



考えすぎてるんだか暑さで間抜けてきてるんだか
判然としなくなってきたので帰る。