ファストファッション

マンハッタン・トランスファー」、「ホワイト
ジャズ」と読み進んでから、魔法のiランドへと
アクセスすると、それほど違和感なかった。
携帯小説英米文学の亜種(アメリカンじやなくて
ヤンキーのほう)ということで問題なさそうだ。



今や最もトレンディなアパレル産業GAP
ミントデザイン行ったついでにお店へ入ってみる。
服は地味だった。
しかしポイントはそこにはなくて
英「ガーディアン」紙
によると、商品につくタグに、ウール100%や
手洗いでアイロンなどと共に
「強制労働じゃありませんよ」
表記を加えることを検討してるというのだ。
つまりお針子さんたちは適当な保険証で年齢詐称
してないばかりか、働くにあたっては
「気にいらなきゃいつでも辞めてもいいんだぞ」
嫌なら読むな。みたいなこと言われ、予め意志を
確認してあるらしい。
要は新自由主義者のユニフォームなのである。
モチベーションは素晴らしく正しいのに、もはや
どっか修正がきかないくらいズレきってる感じが
するのはなぜだろう。
これこそが明示してある欺瞞、ではないのか。
ついうっかり。ではなく正直か否かが問題なのだ。
これまで流通してた神話では
「深夜やってくる魔物から身を守るため、全身に
お経を書いたのだが、ついうっかり・・・」
アンタゴニストは、聞く耳をもたなかったがゆえ
正にその耳を奪われた。という解釈もなりたった。
こんどは全身に
「自由意志・自由意志」
書くわけだが、正直に申告せねばならない。
身体のなかでたった1ヵ所だけ。
とくに好みのタイプを前にすると、意志の力では
どうにも制御しかねるとこが芳一にはあって・・